葛飾ゆかりの人 や行

[在住期間:1941~1954] 地区:上千葉(現 お花茶屋)
1960~70年代に日本で圧倒的な影響力をもったことから、“戦後最大の思想家”“知の巨人”と呼ばれた。現在でもその評価・呼称は広く共有されている。主な著書に『漱石を読む』、『吉本隆明全詩集』など。
略歴
- 1924年
- 東京市京橋区月島(現在の東京都中央区月島)生まれ。
- 1941年
- 葛飾区上千葉(現在のお花茶屋)へ一家で転入。 同年 東京府立化学工業学校卒業。
- 1944年
- 米沢工業専門学校化学工業科卒業、1947年 東京工業大学電気化学科卒業。
- 1951年
- 当時インク会社として最大手の東洋インキ製造株式会社に入社し、化成部技術課配属となり研究棟で働く。
- 1952年
- 第一詩集『固有時との対話』を自家版として発行。
- 1953年
- 東洋インキ労働組合 青戸工場組合 組合長・連合会会長となるが、ストライキをめぐって組合側の合意に至らず、責任をとって氏をはじめ全役員が辞任。
- 1955年
- 東洋インキ製造株式会社を退職。
- 2003年
- 『漱石を読む』で第2回 小林秀雄賞を受賞。『吉本隆明全詩集』で第41回 藤村記念歴程賞を受賞。
氏は文学からサブカルチャー、政治、社会、宗教など広範な領域で活発な評論・思想活動を行い、非常に著作が多い。
特に1960年代、1970年代には、日本で圧倒的な影響力を持っていたことから、“戦後最大の思想家” “知の巨人”と呼ばれ、その評価・呼称は現在でも広く共有されている。なお、次女は作家のよしもとばなな。 - 2012年
- 肺炎のため87歳で死去。