『ヤーガの走る家』

ソフィー・アンダーソン／作　長友(ながとも)  恵子(けいこ)  ／訳 　小学館

オススメポイント

マリンカの家には、ドクロの柵(さくがあり鳥の足が生えていて、さらに心を持っています。
マリンカは死んだ人を星に返す手伝いをしていますが、本当は生きた人間の友達が欲しいと思っています。
ある日、友達になれそうな女の子と出会いますが、その子も死者で…。

ロシア民話によく出てくる魔女(まじょ)「バーバヤガー」をモチーフにしたファンタジーです。
魔女の祭りなど楽しい場面もありますが、思い通りにならない苦しさや大切な人をなくしたりと辛い場面も。
それでも前を向いていくマリンカの決断や思いを見届けたくなる物語(ストーリーです ！

ｂｙお花茶屋図書館ＹＡ担当

『くらべて楽しむ西洋絵画』

　岡部昌幸／監修　成美堂出版

オススメポイント

絵画の鑑賞(かんしょう)を趣味(しゅみ)にされている方も多いと思います。
同じジャンルやテーマの絵画でも、時代や画家の個性によって全く違(ちが)ったものになることもありますね。

この本は、年代別ではなくジャンル別・テーマ別に比べられていて、西洋美術をもっとわかりやすく鑑賞できる、楽しめるようになれる本です。
コロナの影響で、自由に美術館を訪れる機会が少なくなっています。本の中で楽しむのはいかがでしょうか。

ｂｙ立石図書館ＹＡ担当

『ゲド戦記　1　影との戦い』

ル=グウィン／著　清水真砂子(しみずまさこ)／訳　岩波書店

オススメポイント

数多くの魔法(まほう)使いを生んだ地として知られるゴンド島に生まれたゲドには、人並外れた魔法の才能があった。
だがそれに得意になったゲドは、禁じられた魔法に手を出し、ついには自らの❝影❞を呼び出してしまい…。

２００６年に公開されたスタジオジブリ制作のアニメ―ション映画『ゲド戦記』では、原作全5巻のうち主に３巻部分が映画化されたそうです。

こちらの原作を１巻から読んでみれば、さらに映画の世界を楽しむことができますよ♪
ステイホームにぴったりな一冊です！
 

ｂｙ上小松図書館ＹＡ担当