『緋紗子ひさこさんには、９つの秘密ひみつがある（講談社タイガ）』

清水しみず晴木はるき／著　講談社

オススメポイント

自分の気持ちを出せずに悩なやんでいる高校２年生の女の子・由宇ゆう。

そんな彼女かのじょの前に、転校生の女の子・緋紗子ひさこさんが現れる。
何事にも動じず堂々とした彼女の姿に、由宇は憧あこがれを抱いだくが、
実は、緋紗子さんには誰だれにも言えない秘密があった・・・。

数々の驚おどろきの展開にハラハラ、目が離せない１冊！！

ｂｙお花茶屋図書館ＹＡ担当

『文豪ぶんごう図鑑完全版－あの文豪の素顔がすべてわかる－』

開発社かいはつしゃ／編　自由国民社

オススメポイント

この本は、明治～昭和までに活躍した文豪を５０人紹介しています。
紹介ポイントが絞られているので、わかりやすく、読みやすい。
実際の写真が残っている人物も多いのに、なぜかイラストは全てイケメン風に描かれています。

文学作品になじみのない人向けに入門編としておススメ！！

ｂｙ立石図書館ＹＡ担当

『あたたかい水の出るところ』

木地雅映子／著　光文社

オススメポイント

近所の銭湯せんとう“松の湯”を愛してやまない高校３年生の大島柚子ゆずは、家に帰りたくなかった。
家に帰るとたくさんの問題が待っているから。
松の湯へ行っては、そこで出会う人たちとの交流や温泉に浸つかることで気が紛まぎれた。

ある日、松の湯で福一ふくいちという人物に出会う。
それはちょっと不思議な出会い方で・・・。

銭湯が結ぶ縁えんに、柚子の生活が少しずつ変わっていく。柚子は幸せになれるのか！？
読み終えた後は、きっとあなたも銭湯に行きたくなりますよ♪

ｂｙ上小松図書館ＹＡ担当

『知らない記憶（こえ）を聴かせてあげる。（角川文庫）』

石井いしい颯良そら／著　ＫＡＤＯＫＡＷＡ

オススメポイント

主人公の陽向ひなたはひどく傷ついて心を閉ざしていました。
そんな彼に、父親が「暇ひまならば、このテープを書き起こしてくれ。」と、今は亡き陽向の叔父おじが残したカセットテープを陽向に預けます。

突然の父親の頼み事に陽向は反抗はんこう的でしたが、いやいやながらテープの中に残された叔父の言葉に耳を傾かたむけてみると、何か引っかかるものがあることに気付きます。

そこには陽向にしか分からない、メッセージが隠かくされていました。
それも、叔父さんではなく意外な人からのもの。

言葉の奥に込められた本当の想いに、胸がじーんとなる物語です。

ｂｙ西水元地区図書館ＹＡ担当