『きみの話を聞かせてくれよ』

村上(むらかみ)雅郁(まさふみ)／著　カシワイ／絵　フレーベル館

オススメポイント

好きなことをしているはずなのに、
まわりからどういうふうに見られているのか気になったり、
自分のイメージに縛(しば)られて、やりたいことや考えていることを我慢(がまん)したり…。
そんな時、もしも誰(だれ)かが気づいてくれたら、そっと寄りそってくれたら、
憂鬱(ゆううつ)な気持ちもスッと軽くなるはず。

そんな優しい物語です。

ｂｙ青戸地区図書館図書館ＹＡ担当

『27000冊ガーデン』

大崎(おおさき)梢(こずえ)／著　双葉社

オススメポイント

舞台(ぶたい)は学校の図書室。
そこで働く学校司書・星川(ほしかわ)駒子(こまこ)の元には、生徒達から本に関する相談が次々にやってきます。
ところが生徒が持ち込む相談は、殺人事件や密室の中の謎解(なぞと)きなど、一筋縄(ひとすじなわ)ではいきません。
本と謎が絡(から)み合うビブリオミステリー、駒子と一緒に挑(いど)んでみませんか？

皆さんの学校の図書室にも司書の先生がいますよね。
普段(ふだん)どんな仕事をしているのかも分かるので、お仕事小説としてもおすすめです。

ｂｙにいじゅく地区図書館ＹＡ担当

『みんなのなやみ（新潮文庫）』

重松(しげまつ)清(きよし)／著　新潮社

オススメポイント

家と学校が世界の全てで、その狭(せま)い世界の中で生きている小中高生。
親子関係、友達関係、恋愛(れんあい)、勉強、いじめなど、尽(つ)きることのない悩(なや)み。

そんな悩みに対する著者の真(ま)っ直(す)ぐで誠実な言葉の数々に、ふっと心が軽くなります。

こんな本もあるよ、読んでみたら？と、そっと差し出したくなる、
心に栄養を与(あた)えてくれる一冊です。

ｂｙ奥戸地区図書館ＹＡ担当