『カムイの大地－北海道と松浦（まつうら）武四郎（たけしろう）－』

泉田もと／作　岩崎書店

オススメポイント

函館（はこだて）や札幌（さっぽろ）、富良野（ふらの）など、さまざまな観光地がある北海道。
この「北海道」という名前、誰（だれ）が名付けたのか皆（みな）さんは知っていますか？
この本は北海道の名付け親といわれる松浦武四郎の、北海道との関わりを
描（えが）いた読み物となっています。

北海道を愛した男・松浦武四郎について。この機会に知ってみてはいかがでしょうか！

ｂｙ上小松図書館ＹＡ担当

『教室のゴルディロックスゾーン』

こざわたまこ／著　小学館

オススメポイント

ちょっとクラスで浮（う）いている子。クラスの中心の、ちょっと怖（こわ）い子。その取り巻き。
クラスにはいろいろな子がいるけど、みんな秘密を持っている。
リアルな教室の中ではいつも想像以上のことが起こっています。
生々しいまでのリアル。読むのが少々つらくなるほどのリアルです。

いくら仲が良い友だちどうしでもずっと一緒（いっしょ）というわけではありません。相手との距離（きょり）を大切にしたいのは当たり前のことです。
この本を読んで、無理をしない、マイペースでいいんだと思ってもらえるといいなと思います。

ｂｙ水元図書館ＹＡ担当

『金曜日のあたしたち』

濱野京子（はまのきょうこ） ／作　静山社（せいざんしゃ）

オススメポイント

高校生の陽葵（ひなた）は、第一志望の学校に落ちたコンプレックスから、
後ろ向きな毎日を送っていました。

そんなある日、「地球温暖化（ちきゅうおんだんか）」に反対するプラカードを持ち駅前で活動をしている高校生たちに出会い、環境（かんきょう）問題に興味を持ち始めます。
それをきっかけに学校生活や友人関係・恋愛（れんあい）にも前向きで積極的になっていき…。

挫折（ざせつ）を乗り越（こ）えて自分なりの道を切りひらいていく主人公の姿に、とても勇気づけられる物語です。
地球が抱（かか）える様々な問題についても触（ふ）れられているので、ぜひ手に取って読んでみてください。

ｂｙ亀有図書館ＹＡ担当