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2017年04月

ティーンズ(YA)向けオススメの本★

このコーナーでは、各図書館のYA担当が毎月交代でオススメの本を紹介していきます。

気に入った本の書名をクリックするとその本の所蔵情報にリンクします。そこから予約が可能です。

2017年04月

『メディチ家の紋章もんしょう 上・下』

サラ・プリニース/作 橋本恵/訳 小峰書店

オススメポイント

少年は、盗賊に追われピンチになったところを、ある男に助けられた。
その男は、レオナルド・ダ・ヴィンチだという。

少年は、助け迎え入れてくれたその男に心を開きかけつつも、とっさにマッテオという偽名ぎめいを名乗ってしまう。

マッテオは、ダ・ヴィンチの工房を手伝い始めるが、次第に魔の手が伸びてくる。
その理由は、マッテオのにぎっている秘密にあるみたいなのだが・・・。

次から次へと迫りくる危険にハラハラドキドキしますが、
謎がとけてくると、なるほど~!となると思います。
さらに読み終わった後、ダ・ヴィンチの事をもっと知りたくなるような、色々な要素が詰まった物語です。


by中央図書館YA担当

『世界一楽しい遊べる鉱物図鑑こうぶつずかん

さとうかよこ/著  東京書店

オススメポイント

美しい宝石鉱物や、特性を生かして産業で活躍かつやくする鉱石鉱物。
色や形が様々な鉱物図鑑は、見ているだけでもわくわくします。
この本はさらにその一歩先。
鉱物を使った不思議な実験がいろいろ紹介しょうかいされています。

をかけると白い結晶けっしょうがぽこぽこ発生する『ポップコーンロック』や、
かして冷やし固めると虹色にじいろに変化し、光りかがやく『ビスマス人工結晶』。
みなさんも見てみたくありませんか?

by青戸地区図書館YA担当

『幕末舞妓、なみ香の秘密(集英社オレンジ文庫)』

奈波はるか/著 集英社

オススメポイント


貴史(たかし)は京都の祇園(ぎおん)町にあるお茶屋兼置屋「鈴乃屋(すずのや)」の一人息子だ。
鈴乃屋には舞妓さんや芸妓さんがいて、
稽古に励んだりお座敷遊びを提供している。

ある日貴史は物置で脚立から足を踏み外し、
江戸時代末期へとタイムスリップしてしまう。

幕末の鈴乃屋では、ある事件のせいで営業停止に追い込まれていた。

もしも鈴乃屋がなくなったら祖母も母も、
自分も生まれてこない運命になるかもしれない。

貴史は自分が男であることを隠して、「なみ香」という見習い舞妓になって鈴乃屋を救おうとするが、
まさにその頃、日本の歴史が大きく変わる大事件が貴史の目の前で起ころうとしていた。

ちょっぴり切ない歴史ファンタジーです。

by西水元地区図書館YA担当

『フラダン』

ふるうち一絵かずえ/著 小峰書店

オススメポイント

水泳部を退部した(ゆたか)は、長い黒髪(くろかみ)特徴(とくちょう)の女子・詩織(しおり)につきまとわれる。
詩織の目的は、穣にフラ愛好会に入ってもらうことだった。
しかたなく連れてこられた穣だったが、愛好会の仲間とともに過ごすうちに、フラダンスのかっこよさを実感していく。

舞台は福島。
あの大震災の日から五年後の高校生の日常を書いた青春ストーリー!
恋や友情など、読みどころ盛りだくさんです。

物語を(いろど)るフラダンスも魅力的☆
歴史や小道具、曲の意味なども知ることができますよ。

by新宿図書センターYA担当

『はにわ』

まりこふん/著 青月社せいげつしゃ

オススメポイント

大昔の日本人たちが作った土の人形、「はにわ」。
ちょっと地味なイメージですが、実はとても個性が豊かなんです。

この本では「かっこつけはにわ」や「笑いすぎはにわ」、「お化け犬はにわ」など、
気になる「はにわ」が写真とともに紹介されています。
読みやすい文章で書かれているので、歴史が苦手な人でも読みやすいですよ。

ぜひ皆さんも古代のゆるキャラたちをお楽しみください!

by上小松図書館YA担当