レファレンス事例詳細
質問事項
質問内容タイトル | 葛飾にゆかりのある合戦 |
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質問内容要旨 | 葛飾区周辺で、昔、有名な合戦があったのかを知りたい。 |
受付日 | 2013年4月1日 |
質問種別(NDC) | 090 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション |
質問種別(NDC) | K54 |
質問種別(NDC) | 213 日本史-関東地方 |
内容種別 | 業務用 |
質問者 | その他 |
回答事項
回答内容要旨 | 『葛飾区史 増補 上巻』を調べると、葛飾周辺を戦場とした大規模な合戦として国府台(こうのだい)の合戦が挙げられており、合戦の名前で検索すると『国府台の合戦』という資料が検索されました。この資料によると1538(天文7)年に行われた、小田原を拠点とする北条氏と小弓公方(おゆみくぼう)足利義明率いる連合軍との戦いを第一次国府台合戦、1564(永禄7)年の北条氏と里見氏・太田氏の連合軍との戦いを第二次国府台合戦といい、いずれの合戦も北条軍の勝利となっています。この資料には「からめきの瀬(現在の矢切の渡し付近)」など葛飾にゆかりのある地名が出てくるように、この付近の江戸川両岸一帯が戦場となっていました。また、『葛飾区の歴史と史跡・名所・文化財』や『葛飾区史 増補 上巻』によると北条軍はこの戦の前線基地として葛西城を拠点としていた事が記載されています。葛西城は現在の葛飾区青戸7丁目周辺にあった城で、『東京下町に眠る戦国の城 葛西城』にも国府台合戦についての記述があります。また、これ以外にもいくつもの資料や北条氏、里見氏を題材にした小説などもあります。 |
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回答様式 | 質問事項に対する資料提供・紹介 |
事例作成日 | 2013年7月27日 |