レファレンス事例詳細
質問事項
質問内容タイトル | 葛飾の人車鉄道(じんしゃてつどう) |
---|---|
質問内容要旨 | 昔、葛飾には「人車鉄道」という乗り物が走っていたそうだが、それは『葛飾区史』に載っているか、またその乗り物が登場する小説があるらしいが、その小説のタイトルと著者が知りたい。 |
受付日 | 2010年4月1日 |
質問種別(NDC) | 090 貴重書.郷土資料.その他の特別コレクション |
質問種別(NDC) | K54.91 |
質問種別(NDC) | 686 運輸.交通-鉄道 |
内容種別 | 葛飾区に関する質問 |
質問者 | その他 |
回答事項
回答内容要旨 | 「人車(じんしゃ)」とは、人力で動かす車、特に人力車またはトロッコである事を『広辞苑』で確認しました。『葛飾区史増補』下巻、巻末の索引で「人車鉄道」を引くと、下巻「柴又人車鉄道の歴史」、「早乙女勝元」の項目の2点が示されています。これらの記述から、この乗り物は1899(明治32)年~1912(大正元)年まで葛飾で走っていた「帝釈人車鉄道」である事がわかりました。「柴又人車鉄道」の項には走っていた年代、世相等が写真入りで詳細に述べられています。「人車鉄道」が登場する小説は『それぞれの恋』早乙女勝元著(草土文化)所収の『下町に青空なくとも』です。この小説の抜粋が『葛飾区史増補』下巻「早乙女勝元」の項にあります。参考までに、人車鉄道に関する資料には、他にも『帝釈人車鉄道』(葛飾区郷土と天文の博物館/編)や紙芝居『父ちゃんは人車をおっぺしていた』(葛飾昔ばなし研究会/編)があります。また、「葛飾柴又寅さん記念館」では、人車鉄道の動くミニチュア模型を見ることができます。 |
---|---|
回答様式 | 質問事項に対する資料提供・紹介 |
事例作成日 | 2010年8月3日 |