立石図書館のあゆみ

葛飾区内はじめての図書館として

立石図書館は、葛飾図書館の名前で昭和24年に、葛飾区内ではじめて開館した歴史の古い図書館です。開館から70年、区民の皆様に長く親しまれてきました。

昭和7年、近隣の町村合併で葛飾区が誕生し、かつてこの地には、本田町役場(葛飾区役所)がありました。言わば、葛飾区の歴史がはじまった由緒ある場所でもあるのです。当時の立石図書館(旧・葛飾図書館)は町役場の木造庁舎を改造した建物で、閲覧料として大人2円、子ども1円を必要としていました。図書館法成立(昭和25年)にともない閲覧料は廃止されますが、ハガキが1枚2円の時代であったことを考えると図書が貴重な存在であったことがわかります。

その後、昭和30年に改築、昭和48年に新築された旧図書館は長く地域の方々に親しまれ、平成21年に図書館の老朽化に伴う建て替え工事が始まるまで愛され続けられました。 建て替え工事期間中は、立石図書館サービスコーナー(立石1丁目)にて貸出・返却・予約などの縮小開館を経て、平成23年6月に隣接する清掃事務所立石分室の跡地と合わせてリサイクル関連施設エコライフプラザとの複合施設として生まれ変わりました。

地域の皆さんには、昭和48年に建てられた旧立石図書館の思い出を語る利用者の方々も多くいらっしゃいます。旧図書館は、1階の正面入り口を入ると左に新聞・雑誌コーナー、右に児童室。2階は、一般室・YAコーナー・カウンター。3階が閲覧席・参考図書室、4階には会議室でおはなし会や映画会などが行われていました。また、葛飾区にゆかりのある方では加太こうじ氏(評論家)や早乙女勝元氏(作家)、その他の作家では、石川喬司氏・辻真先氏・青木玉氏、最近では絵本作家の長谷川義史氏など数多くの著名な方を立石図書館にお招きし講演会も行なってきました。

また、本が好きな人が楽しめる情報だけでなく、仕事に役立つ情報も充実させるため、ビジネス支援に取り組み、平成19年夏よりビジネスコーナーを設置(2階)、ビジネス関連の図書の貸出・展示、これから就職・転職される方、ビジネスマナーについて知りたい方など仕事上の問題解決に役立つ資料の収集に取り組んでいます。

今後も、エコライフプラザとの複合施設として、環境に関する資料やビジネス支援サービスの拡充、ITを活用したサービスの充実、施設内のバリアフリー化によって安心して利用できる館内づくり、遅くまで仕事をしている方でも足を運んでもらうため、閉館時間を中央図書館と同じ平日午後10時閉館や年末年始を開館するなど中央図書館に次ぐサービスの充実と利便性の向上に職員一同目指してまいります。

立石図書館のアルバム

昭和30年 葛飾図書館(現・立石図書館)

予定地1

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昭和48年 立石図書館

昭和48年5月1日オープン
地上4階建、総面積1327㎡(旧図書館の4倍以上の規模)

  • 4階 学習室・会議室
  • 3階 一般室・休憩室
  • 2階 開架式書架室・事務室
  • 1階 児童室・新聞雑誌室・総合カウンター

予定地1

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平成21年 立石図書館サービスコーナー(立石1丁目)

立石図書館改築工事のため開設
開設期間:平成21年3月24日~平成23年6月26日
蔵書数 図書約6,000冊

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平成23年 立石図書館

平成23年6月30日オープン

地上4階建、総床面積1426㎡
蔵書数 開館当初:約7万点
    現在:約10万点

  • 4階 事務室
       ビジネスパソコンコーナー
       環境・3R情報コーナー・閲覧席
  • 3階 一般室
  • 2階 児童室
  • 1階 図書館カウンター
       新聞・雑誌・CDコーナー

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