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2022年12月

ティーンズ(YA)向けオススメの本★

このコーナーでは、各図書館のYA担当が毎月交代でオススメの本を紹介していきます。

気に入った本の書名をクリックするとその本の所蔵情報にリンクします。そこから予約が可能です。

2022年12月

『すこしずつの親友』 

森埜(もりの)こみち/著  講談社

オススメポイント

「親友って、どうやったらつくれるの」
わたしの問いに伯母(おば)さんは、
「すこしずつの親友になら、すぐにでも出会える」と答えます。

すこしずつの親友ってなんでしょう?

伯母(おば)さんが語る旅先の美しい情景や、すこしずつの親友の話。
どれもじんわり温かく、孤独(こどく)な心に広がってゆきます。

読んでいる途中(とちゅう)(だれ)かの顔が()かんだなら…
その人はもう、あなたの「すこしずつの親友」なのかも。
人との関わり方を見直したくなるお話です。

by四つ木地区図書館YA担当

『スカーレットとブラウン-あぶないダークヒーロー-』

ジョナサン・ストラウド/著 金原かねはら瑞人みずひと/訳 松山まつやま美保みほ/訳 静山社

オススメポイント

れはてた近未来きんみらいのイングランドで、自分の力だけをたよりに生きるスカーレットは
ある日、事故でこわれたバスの中で、たった一人生き残った男の子を見つける。
ブラウンという名前の彼は、とんでもない超能力ちょうのうりょくを持っていて、
危ない組織そしきに命をねらわれているらしい?!

ハードボイルドでかっこいいスカーレットと、ぼんやりとして頼りないブラウン。
コミカルな二人のやりとりと、手に汗にぎるドキドキの展開に、
ページをめくる手が止まらなくなってしまう1冊です。

by青戸地区図書館YA担当

『ロンドン・アイの(なぞ)

シヴォーン・ダウド/著 越前敏弥(えちぜんとしや)/訳  東京創元社

オススメポイント

観覧車から降りてくるはずの人物が消えてしまったら…?

いとこのセラムと共にロンドン観光に出た12(さい)のテッドと姉のカット。
観光中、セラムは忽然(こつぜん)と消えるように行方不明に…。
本気になってくれない警察に、2人は独自に調査を始めます。
ワクワク、ドキドキ、読む楽しさを深く味わえる1冊です。

by西水元地区図書館YA担当