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2018年09月

ティーンズ(YA)向けオススメの本★

このコーナーでは、各図書館のYA担当が毎月交代でオススメの本を紹介していきます。

気に入った本の書名をクリックするとその本の所蔵情報にリンクします。そこから予約が可能です。

2018年09月

『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(小学館文庫)

デボラ・インストール/著 松原よう/訳 小学館

オススメポイント

ある日、自分の家の庭に突然ロボットが座っていたら!?

近未来のイギリス。
ベンは、なにもかもがうまくいかなくてモヤモヤした毎日を過ごしていた。

そんなある日、ベンは壊れかけたロボットのタングと出会う。
自称じしょう男の子(?)のタングを直すため、作り主を探す旅に出るが、それはとんでもなくドタバタな旅で・・・。

無邪気なタングに思わず笑ってしまったり、イライラしたり・・・。
読んでいくうちにベンと一緒に旅に出ている気持ちになります。
はたして、ベンとタングの旅は無事に終わるのでしょうか。


by中央図書館YA担当

『ビューティフル・ネーム』

北森きたもりちえ/著 国土社

オススメポイント

中高一貫校ちゅうこういっかんこうに入った和田さんは、新しい生活に出遅れて友達を作れず、
自分の席にじっとすわって本を読んだり絵を描いたりしていたため、「すみっこの人」と呼ばれるようなってしまう。
そんな中、ひょんなことから夏休みに大学で動物の実験にふれられる「ゆめ☆わくわく サイエンスプロジェクト」に参加することになり、
そこで知り合った大学院生の“ブラックさん”と一緒に、ラットに名前をつけて可愛がって飼育する実験をし始めます。
2人は仲良く実験を進めていくのですが、ある日事件が起きて……。
名前について、いろいろと考えさせられるお話です。
和田さんとブラックさんの会話が楽しく、文章量もあまり多くなくて読みやすいので、少し気持ちを変えたいときにオススメです。


byこすげ地区図書館YA担当

『世界でいちばん長い写真』

誉田哲也ほんだてつや/著 光文社

オススメポイント

太陽の光がまぶしい真夏の季節、
その光を浴びて咲く一面のひまわり。
夏にふさわしいその光景、見ているだけでも気持ちがいいものです。
その風景が表紙になっているのがこの本。

この本は主人公の内藤宏伸が不思議なカメラに出会い、いろいろな
経験をする物語です。

今年、映画化もされたこの作品。
この本を読んで、ひまわりに囲まれた光景を思い浮かべてみては?


by上小松図書館YA担当

『生物学の基礎はことわざにあり』

杉本すぎもと正信まさのぶ/著 岩波書店

オススメポイント


 生物学とことわざが結びつくなんてと思うかもしれませんが、これがまた面白い。
『犬は人につき、猫は家につく』
この本の冒頭に登場することわざですが、犬はオオカミのように群れて、
猫は単独行動をするといった「動物の生態」の違いを教えてくれます。

他にも様々なことわざとともに「体を守るしくみ」や「生命の誕生と進化」といったテーマに分かれて紹介されています。

この本には、奥の奥まで書かれています。
ことわざだけでなく雑学も知ることができる、楽しいうえに勉強にもなっちゃう一冊ですよ。


by奥戸地区図書館YA担当