おすすめのほん

2005年　えらばれたほん

【つるばら村むらのパン屋やさん】 茂市もいち　久美子くみこ／作さく 中村 なかむら 　 悦子えつこ ／ 絵え 講談社 こうだんしゃ 　「三日月屋みかづきや」は、つるばら村むらでただひとつのパン屋やさんです。でも、いそがしかったのははじめの一週間いっしゅうかんだけ。パン職人しょくにんのくるみさんは、「だれでもいいから、パンの注文ちゅうもんにきてほしいな。」と、つぶやきました。するとその夜よ、「パンを作つくるときに、パンにレコードを聞きかせてください。」という不思議ふしぎな注文ちゅうもんが入はいります。

【ジェレミーとドラゴンの卵たまご】 ブルース・コウヴィル／作さく 茂利 しげり 　 勝彦かつひこ ／ 画が 金原 かねはら 　 瑞人みずひと ／ 訳やく 講談社 こうだんしゃ 　ある日ひ、僕ぼくはマジックショップでドラゴンの卵たまごを手てに入いれた。 　やがて、卵たまごはかえり、いつのまにかぼくは小ちいさなドラゴンを守まもり、時ときがきたらドラゴンの世界せかいに帰かえしてやる「ドラゴンハッチャー」になっていた。ドラゴンはどんどん大おおきくなった。「ティアマート」と名前なまえをつけて仲良なかよくなった。そしてとうとう別わかれの日ひが近ちかづいてきた。

【かいぶつぞろぞろ】 辻村つじむら　益朗ますろう／文ぶん 福音館書店 ふくいんかんしょてん 　古ふるい絵えや本ほんの中なかには、竜りゅうや鬼おに、そのほかにもふしぎないきものが、いっぱい。 　このふしぎないきものは、いろいろな動物どうぶつの「たし算ざん」でうまれたんだって。 　「こんな動物どうぶついたらいいな」「こんな動物どうぶついたらこわいな」と思おもう人ひとの心こころからうまれたかいぶつがぞろぞろ。想像そうぞうってすごい！

【永遠えいえんの夏休なつやすみ】 折原おりはら　みと／著ちょ ポプラ 社しゃ 来年らいねんの夏なつも一緒いっしょに過すごそうと約束やくそくした、祥太しょうた、アツシ、ノブ、タケル。その約束やくそくは、タケルが山やまで死しんだことで、果はたせなくなった。 　なぜ、１人ひとで山やまに登のぼったのか。 　タケルの思おもいを考かんがえるうち、伝説でんせつの水みず「天命水てんめいすい」のことを思おもい出だした３人にんは、その水みずの湧わき出だす、白鷹山しろたかやまへと向むかっていった。

【クローディアの秘密ひみつ】 Ｅ．Ｌ．カニグズバーグ／作さく 松永 まつなが 　 ふみ 子こ ／ 訳やく 岩波書店 いわなみしょてん 　１１歳さいのクローディアは、弟おとうとをさそって家出いえでをします。行いき先さきはメトロボリタン美術館びじゅつかん。そこでふたりは、たくさんの人ひとが見学けんがくにくる「天使てんしの像ぞう」をみつけます。 　この像ぞうは、ミケランジェロの作品さくひんであると言いわれていますが本当ほんとうでしょうか。ふたりはその謎なぞを追おうことになったのですが・・・。

【竜退治りゅうたいじの騎士きしになる方法ほうほう】 岡田おかだ　淳じゅん／作さく・絵え 偕成社 かいせいしゃ 　ある日ひ、学校がっこうで会あった関西弁かんさいべんの役者やくしゃは、なんと竜退治りゅうたいじの騎士きしだった。 　「そんなことあるわけない」。そう、そんなことあるわけないんだけど。作つくり物ものの盾たてや剣けんが本物ほんものになり、いるはずの無ない竜りゅうまでが現あらわれ、騎士きしは危機一髪ききいっぱつ！ 　さて竜退治りゅうたいじの騎士きしになる方法ほうほうとは？

【写真記しゃしんき　野生動物診療所やせいどうぶつしんりょうじょ】 竹田津たけたづ　実みのる／著ちょ 偕成社 かいせいしゃ 　日本にほんがゆたかになり、人々ひとびとのくらしが便利べんりになっていく一方いっぽうで、野生やせいの動物どうぶつたちはいろいろな事故じこにあい、傷きずつくことが多おおくなりました。 　この診療所しんりょうじょにはそんな動物どうぶつの患者かんじゃさんがたくさん運はこばばれてきます。 　一日いちにちも早はやく治なおることを願ねがって手当てあてをする先生せんせいとその家族かぞくの記録きろくです。

【エルシー・ピドック、ゆめでなわとびをする】 エリナー・ファージョン／作さく シャーロット・ヴォーク／ 絵え 石井 いしい 　 桃子ももこ ／ 訳やく 岩波書店 いわなみしょてん 　エルシー・ピドックは、生うまれつきなわとびの天才てんさいでした。その評判ひょうばんは、妖精ようせいたちにも届とどきます。 　エルシーが七ななつのころ、妖精ようせいの特別とくべつの「なわとび師匠ししょう」が新あたらしいとび方かたをおしえてくれました。 　おかげで月つきをそっくりとびこえたり、かぎ穴あなをとびぬけられたり、妖精ようせいよりも誰だれよりも上手じょうずにとべるようになったのです。

【冒険者ぼうけんしゃたち】（文庫版はこちら） 斎藤さいとう　惇夫あつお／作さく 薮内 やぶうち 　 正幸まさゆき ／ 画が 岩波書店 いわなみしょてん 　ドブネズミのガンバは、住み心地ごこちの良よい台所だいどころの床下ゆかしたでくらしていた。ある日ひ、友達ともだちにさそわれて港みなとへ行いき、船乗ふなのりネズミたちの宴会えんかいにまぎれこんだ。そこへ、島しまネズミの忠太ちゅうたが助たすけを求もとめにきた。 　島しまではイタチのノロイ族ぞくが次々つぎつぎにネズミを殺ころしているという。ガンバと１５ひきの仲間なかまは、ノロイと闘たたかうために夢見ゆめみが島しまへとむかった。

【いたずらロバート】 ダイアナ・ウイン・ジョーンズ／作さく エンマ・チチェスター・クラーク／ 絵え 槙 まき 　 朝子あさこ ／ 訳やく ブッキング メイン館やかたという古ふるくて由緒ゆいしょある館やかたに住すんでいたヘザーはある日ひ、墓はかにとじこめられていた「いたずらロバート」という魔法使まほうつかいを呼よびだしてしまいました。 　３５０年間ねんかんも閉とじこめられていたロバートは、今いまと昔むかしの区別くべつがつかず魔法まほうでいろいろなことを巻まきおこします。